子供が産まれたばかりに旦那が癌になったらどうすればいいのか?
意味深なタイトルですが、
ガンほどお金と密接に関わる病気はないのではないでしょうか?
重症な病気ほど、最悪の事態を想定して考えていくべきです。
それらを踏まえ、シミュレーションしていきませんか?
目次
ガンの重症度(ステージ)と部位をまずは確認する
旦那がガンになったときにまっさきに把握すべきなのは、重症度です。
ガンはステージで表現されます。
ざっくりですが、以下のような表になります。
ステージ | 状態 |
---|---|
ステージ0 | ガンが粘膜内(上皮細胞内)のみ(転移なし)に存在 |
ステージI | ガンが筋肉の層(リンパ節には転移なし)にまで進行 |
ステージII | 筋肉の層を超えて少し浸潤(広がること)している。またはリンパ節に少し広がってきている。 |
ステージIII | リンパ節転移が見られ、ガンも浸潤してきている。 |
ステージIV | 別の臓器などに転移している。 |
ガンができた場所にもよりますが、ステージ0~1の時は、
5年生存率が80~90%と比較的に治療で回復する事が多いです。
まずは、旦那のガンがどの段階でどれくらいの生存率があるのかしっかり把握してください。
現実から目をそらしてしまう事ももちろん可能です。
ですが生まれたばかりの子供はあなたに頼れなければ生きていけないのです。
母親であるあなたがしっかりと現実を受け止めてこれからどうするべきなのかを把握しましょう。
次に部位ですが、一般的にタチが悪いのが転移しやすいガンです。
以下がその例です。
- メラノーマ(ほくろのガン)
- すい臓がん
- 乳がん
ガンの転移は想像してもらえるとわかるかもしれませんが、
全身を流れている血液やリンパなどに乗ったときに転移を起こしやすいです。
なのでガンが進行して浸潤すればするほど、血液やリンパに乗ってしまう可能性が高くなり
全身に転移を起こして取り返しがつかなくなるわけです。
具体的には保険のパンフレットなどに記載されていますので、参考程度に見てみる事も大事ですね。
なので旦那がガンになったときは、
どれくらい治療が必要になるのか?などをしっかり把握しておきましょう。
治療と生活費に必要なお金はいくらいるのか?
治療にどれくらい時間がかかるかは先ほどである程度は試算できたと思います。
次に大事な事が、
治療にかかるお金はいくらいるのか?
生活費にかかるお金がいくらいるのか?
その他にかかる支出はないか?
上記をしっかり押さえましょう。
次に加入している保険を確認します。
特にガン保険は、初期のガンである上皮細胞内のガンに対応してくれているのか?がポイントです。
ガン保険にも色々と種類があり、
入院時に対応
通院も対応
などなど色々な種類があるので、しっかりと契約を読み込んでおきましょう。
ここらへんは加入時にしっかりと理解しておきましょう。
参考にこちらの記事で私がどんなガン保険にどうやって入ったかを書いています。
⇒旦那はガン保険に入るべきか?!
医療保険の特約にもガンに関するものがありますし、
入院の際に就業補助的なお金がでるものもあったりするので保険はフルで使いましょう。
周りに助けてくれる親族や友人はいますか?
大変な時期ほど、周りに助けてくれる人がいるか確認してください。
特に子供が小さい時ほど、旦那の看病や手続きなどもあるので安心して預けれる人がそばにいると安心ですね。
- 自分の両親
- 旦那の両親
- 自分の兄弟
- 旦那の兄弟
上記のような身内が一番頼れるので、
まっさきに連絡をして事情を説明しておきましょう。
また、いきなり言われるより、
今どういう状態だからもしものときは助けてほしいと、
あらかじめ伝えるだけで相手も準備ができるのでしっかり伝えておきましょう。
私は旦那側の立場ですが、
自分がこういう状況になったらまっさきに両親にいざというときは頼むと伝えます。
こういうときに頼れるよう常日頃から身内とはコミュニケーションをとっておきましょうね。
もしもをしっかりと考えておく
先ほどから保険の話がでてますが、
お金に蓄えがしっかりあるなら保険は不要ですがないのであれば加入するのが無難です。
しっかり考えて、加入すれば月々一万円で医療・生命・ガン保険を払う事は十分可能です。
以下の記事では実際に加入した際の話も書いています。
⇒生命保険には入るべきか?
そしてここで考えるのは、もしもがあったときです。
想像したくないかもしれませんが、ここをしっかり想定してるのとしていないのでは今後の動きにかなり差がでます。
もう一度だけいいますが、子供はあなたしか頼れないんです。
しっかりシミュレーションをして今後に備えてください。
自分がいざというとき、大黒柱になれるかなども考慮すべきです。
子供の将来と生活のために
しっかりと考えましょう。
子供の将来にお金は必要になります。
生活をしていくのにもお金が必要になります。
お金がすべてではありませんが、お金でまかなえるものは多くあります。
なので、なにがあったときにすぐに働けるように就職に強い資格をもってみたり、
保険のパンフレットを取り寄せて、私のようにファイナンシャルプランナーに相談してみたりするといいと思います。
もしもに備えるのが保険です。
しかし、自分に知識がないまま保険に加入するのは保険屋のいいようになってしまう可能性が高いです。
なので、自分であらかじめ予備知識を勉強し、
プランナーなどに相談すると本当に必要な金額を補う保険に入る事が可能です。
備えをしっかりもつこと。
最後に、当たり前ですが最低限の貯金は必要になります。
というのは、保険が適用されてもすぐに手元に必要なお金がくるとは限らないので、
入院費や治療費や生活費を補う最低限のお金は必要になります。
これは生活レベルによって変わりますが、およそ半年分の生活費があれば十分でしょう。
※保険などに加入している場合に限ります。
旦那の給料に完全に依存しないようにする事が大切です。
いざとなったら、
子供を守れるように貴方自身が大黒柱になれるように準備をしておいて損はありません。
旦那が完治し、
子供が成長していく中でもお金は必要になるので
あなた自身もいつでもいい条件で働けるように、採用されやすい需要のある職に関する資格などをもつといいと思います。
万が一ばかりを考えてもきりはありません。
ですが、いざというときになにもできないのは非常に困ります。
普段より、しっかりとそういった事を考えてライフプランを立てる事が真の節約となります。